一昨日開催された法務会計プラザさん主催の講演会・年末懇親会にビジターとして参加してきました。ナレッジプラザさんの会員である方が大半とのことですが、同じテーブル席だった会計事務所の方や企業経営者の方たちは、とても気さくに話しかけてくれて、和やかな雰囲気の中とても貴重な時間を過ごすことができました。
セミナー講師は、ヤマチユナイテッドグループ代表の山地社長。あっという間の1時間20分でしたが、山地さんの提唱(実践)される経営スタイルを改めて肝に落とし込みました。私は、義理の父親である先代社長(故人)から会社経営を任されて来年で10年経ちます。専務をはじめ社員や取引先の方に支えられて、今にいたります(当時、社長業というものをあまり理解しておらず、右も左も分からない畑違いの業界)。安定した経営基盤とビジネスモデルを引き継いだかと思ったら、次々と大波小波がやってきて(外的要因・内的要因)、ポジティヴにとらえると刺激的な毎日を送っています。ふとした瞬間に、「むむ、このままじゃヤバいぞ、何とかしないと」という問いかけを何度も繰り返しては、ビジネス書籍をむさぼり読んだり、この人の考え・やり方を学びたいと思ったらセミナーに参加してきました(自社に反映できそうなことのいいとこどり)。
実は、私が十数年前アメリカの2年生大学を卒業して札幌で就職後、たまたまふらりと立ち寄ったインテリアショップがとても気に入り、よく足を運んでいました。アメリカやヨーロッパの輸入家具や雑貨がフロアー一杯に陳列されいて、そこはまさに外国。インテリア雑貨からベッドまで1ユーザーとして、今でもグループ会社のショップを利用させてもらっていますが、まさかそこの代表の方に師事したいと思うとは、当時知る由もありません。だって社会人なりたてのペーペーで、会社経営とは無縁な状況だったのですから。ちなみに当時の職種は、Webのデザイナーでした。
さて、年末がすこしづつ近づいてまいりますが今年は、いろいろ覚悟を決めて有言実行と飛躍の年にすると、管理職の前で期中(うちの決算期は3月末)ではあるものの10月の経営計画発表会で言い切ってしまいました。社員20数人ほどの会社だけど、このままじゃ経営上マズイので、何がなんでもシステム経営に移行し、経営戦略として事業の多角化を進める!と。新規事業は数年前に、ひとつできて単体としては事業の経常利益は悪くないのですが、私が一人工というかプレイヤーの中心となっており、私の労務費を計上すると損益トントンという感じです。社会性があり、小さく始めて大きく育てるという視点ではよいのですが。やらないよりは売上は伸びたし、達成感があって苦しくも楽しい仕事なのだけど、問題としては私がプレイヤーであることと、仮に実務管理者一人置くと固定費がアップし利益が出ないという点・・・。う~ん、そう簡単には儲けさせてくれません。
それで、あるときインテリアショップのWebサイトから山地さんのブログやフェイスブックに繋がり経営者としてのマインドに感化され、「丸投げチームの作り方」、「コンサルタントは教えてくれない社長のルール」、「会社を強くする多角化経営の実践」などの書籍を読み、ついには東京で開催されるセミナーにも足を運び、そこで得たことを中心として社内に取り込んでいるので、今年は詰め込みの年でもあります。でも、新しいことを始めるのって不安もありますが、楽しくないですか?私も会社も次のステージに行きたい!