ベルギーアザレア (Belgian Azalea)奇跡の開花

越冬アザレアが死の淵をさまよい、奇跡的に生き延びました。雪中からの救出劇については、2月26日の投稿をご覧ください。花後、鉢を乾かし過ぎて(水やりを忘れ)ほったらかし状態の夏を屋外で過ごし、室内に取り込まれることなく北海道の寒く冷たい冬の空の下へ置かれたままでした。要するに世話を怠った私の怠慢です。

もう一つの鉢は、雪氷に触れて半分雪の下状態で寒風から守られていたと思いきや、室内に取り込んだもののついには枯死してしまいました。雪に埋もれずにたたずんでいた方が、むしろ生き延びたのです。まだ開花はしていませんが、ここまでつぼみが膨らんできました。間もなく開花宣言できそうです。

しかも、生き延びたのは色としては珍しい淡いライムグリーンのもの。クロロフィルが花に含まれている品種だそうです。

植物の生命力は本当にすごい。ダメかもって思っていても見事返り咲く。人生もそうありたいですね。むしろ、そうあるようにあきらめずに真摯に健気(けなげに)に生きる。週末まであと少し。がんばりましょう。

日に日に春を感じる

札幌近郊も、段々と温かくなってきました。空の澄み切った青さや朝日の差し込み方が、春を感じさせます。

試験栽培中のワイン用葡萄苗木が、すくすくと育っています。まるで乾ききった枯れ枝のような棒切れから、こんな青々とした若葉が出てくるなんて。感動せずにはいられません。私は、子供の頃から興味というかハマりだすと、とことん追求・探求してしまう熱中研究者タイプのようで、他の仕事とバランスを取るように心がけています。逆に興味を持てないと、熱が入らないのが困ったところ。

さてさて、そんなパーソナルなことは置いときまして、

台木品種の5bbです。若葉がキレイですね。

ツヴァイゲルトレーベも、あと少し。

シャルドネも、あと数日で葉が展開するでしょう。

ではまた。

春、芽吹き、息吹

3月25日(土)に養成ポットに仮定植して、2週間弱。台木品種のベルランディエリー×リパリア5BBが、芽吹きました!

 

次は、オーストリア原産の赤ワイン品種「ツヴァイゲルトレーベ」が
萌芽しそうです。

 

ピノ・ノワールは、まだ休眠中Zzz…?のようです。

 

シャルドネの芽は、若干膨らんできたような気がします。

 

室温は、日中13~14度。休眠を打破する積算温度に達したものから芽吹いてくるのでしょうが、当研究室では耐寒性のある台木品種が一番早く芽吹きました。

そして耐寒性ということでは、ドイツ系が次に芽吹いてきそうです。ブルゴーニュ系のピノ・ノワール、シャルドネやフランス西部系のソービニヨンブランの新芽とのご対面は、もう少し先になりそうです。

火山灰土壌&乾燥に耐性がある台木、リパリア×ルペストリス101-14も芽が膨らみかけていますので、そろそろ発芽すると思います。

しかし無加温とはいえ室内環境において、ここまで差がでてくるのは面白い=興味深いと思いました。