さらばプレハブ小屋

5年前に屋根のトタンを塗装したものの、基本構造自体が老朽化し毎年冬になると積雪の重みで倒壊するのではとヒヤヒヤ冷や汗。しかも、中も外もまったくお洒落ではありませんし、若干というかかなり室内の雰囲気が怖い。

いわゆる仕事場の設備がダサいというのは、労働のモチベーションが上がらないと思っています。せっかく楽しめるべき仕事なのに、マイナス要因が転がっていると生産性にまで影響を与えてしまう・・・

しかし、そんな心配事ともこの建屋ともおさらばする時がやってきました。

ついに、解体することにしたのです。

設備更新に対する投資額・費用計上は、営業利益とのバランスが大事で、経費ですからなるべく安く抑えられるに越したことはありません。そうはいっても、最低限度の出費はつきもの。そして未来への投資の一つでもあります。

本当は、古いものを大事にしたいと思っていますが、あまりにヤバすぎました。素敵に永く使うには、ちょっと基本的に厳しい。石造りの蔵ならよかったのに。

そして、解体工事に備えて中身を引っ越しさせております。

収穫時は、選果場として使用しているとなりのスーパーハウス(社内的には、スーパーラウンジと呼んでいる)へ仮置き。ちなみに、入室時はゴールドカードのご提示は不要です (^^ゞ).

これは、これで快適かもしれません。広さ9帖ほどの54型ハウスですが、うまく配置すればそれなりに使えそうです。臨時的に押し込みましたが、意外とやってみたらこれでいいかも、ということは割りとあるんじゃないでしょうか?

天井のビニール張り

今朝は、6時よりイチゴ苗の育苗用ビニールハウスの天井部分を張っています。風もなく澄み切った青空の下、作業をすっかり体得したメンバーは仕事も速くなりました。しかもベテランは、後進に教えている(考えさせて覚える)。指示を細かく出し過ぎず、補正しながらやってもらう。時には理由を添えて具体的に説明をする。温かく見守りながら。これ、重要で放ったらかしは良くありません。そして、それができているように思えました。5年(できれば3年)も経つと手慣れたものです。

気がつけば、作業をどんどん進めてくれている。こんな嬉しいことはありません。

私としても、1から10まで指示をしなくてよくなり全体的に見る余裕ができます。そうすると、次のレベルの仕事にシフトできるようになる。

話を飛躍させると、新事業の仕込みや経営を左右する重要な仕事に時間や気持ちの余裕を当てることができる。結果的に、会社の業績が良くなる=利益を働く人に安定して還元できる、という素敵なサイクルが出来上がります。なので、実務的な仕事は、私からどんどん奪ってください(笑)。

連休が終わります

旅先の長崎から戻り研究室をのぞくと、試験栽培中のブドウ苗木はすべて展葉していました。

先の投稿でもピノ・ノワール、ソービニヨンブランはなかなか展葉してくれない旨を書きましたが、ついに艶やかな緑葉を見せてくれました。連休中は、札幌も初夏を通り越して夏の陽気だったようで、その暖かさが一気に葉を開かせてくれたのでしょう。

 

バーミキュライトを詰めたグラス植えの接ぎ木苗。穂木は活着不良で恐らく枯死しています。しかし、台木の生命力はスゴイ。削り落としたはずの芽から吹いてきました。葉も展開しています。これは、このまま台木を養成することにーします。

 

ポット植えしたなかでも、台木品種はワイン用ぶどう品種よりも速く成長していく。そして、耐寒性のあるツヴァイゲルトレーベ(赤ワイン品種)は、なんと花房をつけていた。