
昨年、足踏み式接ぎ木カッター(オメガカッター)で実際に作業を行ったところ、一晩給水させた台木と穂木を接合する際に枝の表面が湿っていたため、樹液なども混ざり机の上がベタベタとシミのようになってしまいました。未塗装で明るい色の板材のため汚れが目立ちますし、衛生的にもよろしくありません。そこで、次回の接ぎ木シーズンまでには対策したいと思っておりましたので、植物由来の自然塗料オスモカラーを塗布しました。木目を生かしながら撥水性がありますので、汚れもふき取りやすくなり、多少のシミも目立たなくなることでしょう。
ちなみにこの足踏み式カッターは、ペダルを踏み込んだときに台木に切込みを入れ・踏み戻すときに穂木をΩ型にカットしながら台木の凹(Ω)型に押し込むアクションで台木と穂木をくっつけるため、それなりの荷重で机を前後に動かす力が加わります。なので、ある程度の重みをもたせて机を固定させたかったので(穴開け加工できる手頃な机がなかったので)、DIYで専用台をつくりました。机の天板は、オーク材(フレンチでもアメリカンでもなく、ホームセンターで売っていたアジア産オーク)で足は90mm角材と一般的な2×4パイン材の組み合わせです。オークは樽の材料になるくらいですから、木目が詰まり硬く重たく多少の水気なら大丈夫なのでしょうけど、塗るとやはり見た目が良いですね。
