ようやくヴェレゾン期

我々の小さな圃場のワイン用ブドウ(ヴィ二フェラ種)が色づきはじめました。まだ先週は、青かった(緑色)をしていたのに!当畑、初のヴェレゾンです。

veraison
ツヴァイゲルト/5BB

(品種・台木・畑の環境条件等により異なるとは思いますが)大まかに長野県などでは7月下旬、余市町・仁木町は8月の始めから中旬にはヴェレゾンが始まるようですが、この地は8月末~9月の始めにようやく熟れ始めることが分かりました(今年の天候によりけり)。上の写真はツヴァイゲルトですが、白ワイン用のシャルドネも果皮の軟化が始まりました。

冷涼な風が吹き抜ける畑なので、地温が奪われやすく有効積算温度の累積も1ヶ月遅い…ということですね。お盆過ぎの暑さから一転、ここ1週間ほどは夜温が10℃代まで下がりましたから、それも関係しているのでしょうか。いやはや、百聞は一見に如かず、“百悩(考)よりも実践”です。良くも悪くも、結果が出ないことにはどうしようもなく、行動に移すことの大事さなり。

試験圃場での試験栽培(耐久試験)は、PDCAを回すことに他なりません。もちろん、事前調査は必要ですがプロジェクトのビジョンに対して戦略戦術を立て、何をどの段階で仕込み始めるか。結果が出るまで時間の要すものであれば、早期に仕込むこと(対象)の見極めが肝心です。判断材料としての事前調査と知識、仮説・証明(実践を伴う)そして経過、結果により(フィードバック)、また情報収集過程で得られたことからヒントまたは課題に対する解決策(当初の戦術と異なることでも)が、今後の進行や事業内容、商品化するものを決めることになります。しかしながら、あまり理屈っぽいのもあれですから、第六感、感性、直感、根拠のない自信なんかも大切だなぁと思います。

何はともあれ、非常にメデタイというか縁起が良い、深い意味は無いけれど、今までの苦労が報われるような、失望(失意)のどん底に沈んだ心が一瞬で救われる気分、そんな有り難い気持ちになったのでした・・・。
それは、つまりここでは果実は熟さないだろうという悲観的予測に反して、現段階では良い経過を確認したためです。昨年こちらでは、10℃以上の有効積算温度が1,200℃を超えたのが10月中旬。霜が降りる前までに、果実糖度は果たして何度まで上昇するのか調査のし甲斐があります。

緑・ピンク・紫の玉粒が房の中でひしめき合って輝いている様は、まさに自然が産み出す芸術作品です。

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