9月中旬のブドウ畑

雨で果実の一部が裂果していましたが、肥大着色共に概ね良好。より多くの太陽光を浴びられるよう、果実周辺を除葉してあります。

ツヴァイゲルトレーヴェ
ツヴァイゲルトレーヴェ

シャルドネ
シャルドネ。果皮軟化とともに少しづつ半透明状に変化

植えて2年目になるカベルネ・フランは9月上旬の冷気で葉が紅葉し、縮れて落葉してしまった。しかし来年(2021年)の結果母枝としては申し分のない伸長・太さとなった。ピノ・グリはまだそれほど酷くなくまだ葉は青々としている。ケルナーも新梢がそこそこ伸びて熟枝となってきたが、葉の落葉・縮れ・黒変が目立つ。昼夜温度差・風の強さがこれらのヴィ二フェラ種には不向きの土地柄と思われる。殺菌・殺虫剤は最小限の散布なので、カスミカメ、スリップスやコガネムシによる食害、ケルナーでは黒糖病の症状が見られる。やはり石灰硫黄合材、ICボルドーなど予防散布未実施なので葉が軟らかく病害虫にとっては格好のご馳走。本州に比べ湿度が低い北海道とはいえ、これら欧州品種は薬漬けにしないと駄目なのか。しかも、近年は7月~9月に蒸し暑い日が多くなり(昨年ようやく自宅居間にクーラーを設置した)、生育期間中の湿度が増している。今後の良質なワイン造りのためにも、栽培家の労力的・金銭的な負担を軽減するためにも、栽培方法・品種改良や栽培品種再選定など中長期的な対策・対応が必要と察する。


一方で、ほぼ同条件ながら、植えて3年目となるシルヴァーナーは葉と新梢については、カビ系の病気に耐性があるように見える。他のヨーロッパ品種に比べ明らかに新梢と葉が健全に育ち、経済栽培の可能性を感じさせる(昨年、根をいじったので着果はもうしばらく先になる)。

カベルネフラン
カベルネフラン禿気味


シルヴァーナー
シルヴァーナー

むろんヤマブドウ(アムレンシス系)交配種や台木においては、コガネムシやテッポウムシの食害がある程度でヴィ二フェラ種に見られるような細菌が引き起こす症状は皆無。9月中旬でも新葉新梢はみずみずしく艶やかに青々と茂っている。

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