収穫と次年度の準備

(2020年度の最終糖度測定)
気温観測上、これ以上果実の成熟に必要な日中の平均気温が10℃を上回る日がありませんので果実の回収と糖度チェックです。

シャルドネ:どう頑張ってもBrixは19.5°。
ツヴァイゲルト:Brix18°

次年度の植え付けに向けて、南西斜面の開拓に入っております。およそ2年かけてセイタカアワダチソウの類いを駆逐し、硬く引き締まった土壌を粗起こし。イネ科の草、多年生の草本が繁っていた所はより硬く、クローバーが繁茂していた場所は柔らかくホクホクした土層でした。油圧のバックホー、トラクターなどで耕せば一瞬で終わる作業だと思いますが、耕起する面積も狭いので、あえて剣先スコップ一丁でひたすら天地返しの筋掘り。10月も半ばを過ぎ、何もしなければ秋風が少し肌寒く感じる頃ですが、晩秋の西陽を浴びながらの作業で汗だくになりました。そして土の硬さ軟かさを感じ取れる貴重な瞬間です。地面と対話しながら作業を進めます。すでにミミズが土中を通過して、ある程度耕した跡が、丸い穴として掘り返した土の塊断面に見ることができます。

土に空気を送り、腐食と馴染ませひと冬寝かせます。