ソーヴィニヨン・ブラン

2017年ポット養成1年間、2018年5月に大苗として定植、1株は無事に越冬したがもう一株は枯死してしまった。生き残った一株から伸びた新梢は、2019年秋に程よく登熟したので次年度更にコルドンを伸ばすために数芽残して、接ぎ木用に一部の枝を採取した。

2020年の年明け以降、降雪量が極端に少なく(積雪も10~20cm)コルドン仕立て中のソーヴィニヨン・ブランは凍てつく外気に樹幹もろともほぼ地際付近から露出したままとなった。冬期間、稲わら等で防寒養生するも、5月以降芽吹くことなく凍害による枯死となった。試しに接ぎ木接合部分より上の枝を折ってみると、完全に乾いて枯れていた。三笠市のヴィンヤードでは、当該品種が良く育っているが、やはり積雪多く雪の布団で芽や幹が守られていることと、夏場の季節風が弱く、気温も暑くなる(暖気がとどまりやすい)エリア条件が必要のようである。

比較的冷涼な地域でも栽培されているというが、基本的に冬が零下になる地域では、厳しい品種と認識する。フランス・ボルドー地方の年間気温を見てみても、12月~2月の最低気温はせいぜい一桁台で氷点下にはなっていない。寒波が来ればそれなりに凍害に遭ってしまうのだろうけども。カリフォルニアのナパやワシントン州の栽培エリアでも、真冬の北海道(道央以北)ほどは寒くならないと思うので、好きな品種ですがもう少し温度が必要のよう。というか、北広島でこの品種を植え付けること自体が無謀なのは百も承知である・・・。むしろ、毎年2月はじめ頃はマイナス20℃を記録するエリアである当圃場で、初年度に一冬越して春に芽吹いたこと自体、奇跡だった(と思うことにする)。また余市や函館方面での栽培事例を私は知らないのだけれど、成功されてる方はいらっしゃるのだろうか?

名産地であるニュージーランド、チリなどの土地カンや気候風土に馴染みがないので全く想像ができませんが、近似した気候は日本国内でいえばどの辺りなのだろう?栽培(耐久)試験をする上で、ひとつの基準にしている考え方です。

枯死したソーヴィニヨン・ブラン
枯死したソーヴィニヨン・ブラン

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