先日の強風で、垣根倒壊!

仮復旧中のトレリスシステム。
仮復旧が完了し、ひとまず休憩。
見事に根元からボッキリと折れていた。
収穫を目前に控え、無惨にもなぎ倒されてしまった。

開園当初の軟弱なトレリスシステムは、重みを増したブドウの樹を支えるには厳しすぎた。直径わずか60mmの支柱は、低気圧通過に伴う北西の強風で、不朽した地中根元から折れてバタンと倒れてしまったのである。気象データによると、風速は8mほどだったようだが、瞬間的にもっと強い風が吹いたのかもしれない。しかも、仕立て方が北海道のワイン畑ではポピュラーなVSPではなく、ハイコルドンという果実が上の方に実る仕様なので、重心が高い。何せ実験的に始めた畑だったこともあり、資材はホームセンターで手に入る即席かつ簡便なものだった。なので強度や耐久性は最低限度のものということも今回の倒壊原因である。

来年からは、まともな支柱に順次取り替えていこう。みなさんの畑は、大丈夫だったでしょうか?

なかなかショッキングな光景であった。
とりあえず、応急処置の棒を立てる。
定植&支柱の穴掘り用に活躍するマキタのアースオーガ。

道なき人生を、生きる。

高速道路が延伸すると、カーナビゲーションの地図に載っていないから、その道路を走行すると、まるで車が空を飛んでいるかのようにナビ画面上を自車アイコンが進んでいく。

人生においても、思い切った決断をして、思い描いた結果がなかなか得られない辛い状況がある。結果が出るまで3〜4年、いや5年かかって、ようやく周りにも認めてもらえて、あぁ自分の選択や努力は間違ってなかったって、自信を持てるようになるまでは、まるで、地図上の道なき道を進んでいる気分に近い、と言ったらよいだろうか。ときには、反感を買ったり、軌道修正を強いられたり、悔やんだり、予期せぬ出来事に対応しながらも、前へ進んでいく。

目指す方向は、点として照準を合わせているのだけれど、道がこの先曲がっているのか直線なのか、走っていかないと分からない。

畑が森にかえってしまう前に。
野良ニンジンの花が、秋風に揺れる。