
アメリカ中西部・ウィスコンシン州生まれの育種家エルマー・スウエンソン氏(故人)作出の白ワイン用ブドウ。要求有効生産温度(下限値)は、1000℃で耐寒性もマイナス35℃まで耐える(USDAハーディネス4)ので道内では全く問題なく越冬できる。涼しい夏と短い生育期間、冬の寒さ厳しいエリア向けの貴重な品種である。
氏は生前、作出した品種に開発コードを付けて管理したが、固有な名称を与えることはほとんど無かったという。E.S.8-2-43という数字からは、晩年後期に交配交雑された品種であることが読み取れる。もともと、彼の育種自体は寒冷地で育つ生食用のブドウ育種が目的であったと言われ、のちに醸造用にも適していることが分かった品種がいくつもある。
ワインはバランスの取れたマスカット香、アプリコット、砂糖漬けのフルーツ、桃のアロマを感じる。ドライですっきりとした味わいは、食事とも合い手頃な価格帯のテーブルワインとして飲まれることを期待する。
Marechal Foch同様、春の芽吹きが早いので遅霜に注意が必要なことと、果実が過熟の場合は、マスカット香が失われるため醸造時はMLFを避けた方が良いとされる。
収穫の目安糖度:21~22°Brix


